知恵のひろば(Q&A)
アソートクッキー缶を企画する時の注意点とは?
- お菓子・食品事例
- 乾燥剤シリカゲル
- 乾燥剤シートドライヤー
クッキーのアソート缶を作ってみたけど、時間が経つと、それぞれのお菓子が本来の食感や風味と違うような気がします。
水分活性の「差が大きい」お菓子を詰め合わせているからです
ひとくちにクッキーといっても、配合や焼き時間によって水分活性に違いがでてきます。
組み合わせるお菓子の水分活性に違いがあると、容器の中で互いのお菓子の水分活性が均等になろうとして、高い方から低い方へ水分が移行します。
それにより、
・サクサクとした食感が損なわれる
・パサつきを感じる
など、本来の風味が変化することがあります。
水分活性の「差が小さい」お菓子の組み合わせがおすすめです
商品を企画する際、まずそれぞれのお菓子の水分活性を把握しましょう。
メインに据えたいお菓子がある場合は、そのお菓子の水分活性に近い商品を選ぶ、また調整をして近づけるなどの工夫をされるとよいでしょう。
水分活性の差が小さいほど、水分移行が起きにくく美味しさを保ちやすくなります。
組み合わせの際に考慮してみてください。
お菓子例 | Aw |
---|---|
クッキー | 0.1〜0.3 |
メレンゲクッキー | 0.1〜0.3 |
ガレット | 0.4〜0.5 |
フロランタン | 0.4〜0.5 |
ソフトクッキー | 0.4〜0.6 |
サブレ | 0.5〜0.6 |
食感や風味を保つために、クッキー缶には、乾燥剤シリカゲル、またはシートドライヤーをおすすめします。
※水分移行は乾燥剤を入れても防げません