知恵のひろば(Q&A)
脱酸素剤とアルコール揮散剤、どっちを使ったらいいの?
- 製品について
- 脱酸素剤エバーフレッシュ
- アルコール揮散剤アルベール
同じ種類のお菓子でも、脱酸素剤とアルコール揮散剤が使われている場合があるのはなぜですか?選び方を教えてください。
脱酸素剤とアルコール揮散剤は、カビを防ぎおいしさを保つ働きを持った鮮度(品質)保持剤ですが、水分活性、販売期間、販売方法、包材、またオーナー様や企業様の考え方により、どちらを採用するかが変わってきます。
脱酸素剤とアルコール揮散剤の特徴
脱酸素剤
エバーフレッシュ
密封応機の中の酸素を吸収して無酸素状態を作り、酸素に起因する食品の変質を防止、長期保存を可能にします。
主な
食品例
パウンドケーキ、マドレーヌ、バームクーヘン、カステラ、人形焼、まんじゅう、半生菓子など
アルコール揮散剤
アルベール
包装容器内でエチルアルコールを揮散させ、食品のカビを防ぎ、作りたての食感を保ちます。
主な
食品例
パウンドケーキ、マドレーヌ、バームクーヘン、フィナンシェ、マフィン、デニッシュパンなど
目的 | エバーフレッシュ | アルベール |
---|---|---|
カビの発生を抑えたい | ◎ | ◎ |
柔らかさ、しっとり感を保ちたい | △ | ◯ |
油脂の酸化を防いで、おいしさを保ちたい | ◎ | × |
透明度の高いOPP袋を使いたい | × | ◯ |
水分活性の高い商品に使いたい | ◯ | △ |
特徴をしっかりと知った上で、目的や「らしさ」に応じての使い分けをおすすめします。
・どちらがうちのお店や商品らしい?
・選んでみたけど、これで大丈夫?
・水分活性がわからない
そんな時はお気軽にご相談、またはお菓子の健康診断をご利用ください。