知恵のひろば(Q&A)

お菓子を包装し冷凍保管後、解凍して常温で販売する時に注意することはありますか?

  • 製品について
  • 脱酸素剤エバーフレッシュ

脱酸素剤エバーフレッシュは、解凍後に再び機能を発揮します。

脱酸素剤エバーフレッシュ(鉄系)は、お菓子と一緒に熱シール機で密封包装し冷凍した際、冷凍中は酸素を吸収する作用が停止しますが、解凍後、袋内の温度が上がると再び酸素の吸収を始めます。
解凍後のお菓子の品質や安全性を保つため、手順と取扱の注意点をしっかりおさえることが大切です。

焼き菓子を冷凍保管する際の、脱酸素剤(エバーフレッシュ)の使い方のポイント!

1. 焼成〜包装

焼成後、粗熱を取った焼菓子と脱酸素剤をガス袋に入れ熱シール機で包装、袋が収縮を始めるまで常温で半日〜1日程度保管します。

包装したお菓子を密着して保管すると脱酸素剤の効果が発揮されにくくなります。袋同士が密着しないように注意しましょう。

2. 冷凍庫に移す前の検品

袋内が軽く脱気され、袋が収縮した状態を確認してください。収縮していない場合はシール不良やピンホールが考えられます。

袋が収縮していないものは、お菓子を新しい袋に入れ替え、脱酸素剤も新しいものを入れてください。

3. 冷凍保管時の取り扱い

冷凍状態のガス袋は硬化し、摩擦やこすれ、落下などでピンホールが生じやすくなります。ていねいに取り扱いましょう。

冷凍では袋が脆くなり、衝撃が加わることで亀裂が入ることがあります。その場合は冷凍専用の袋を選びましょう。

4. 解凍〜品出し

冷凍庫から冷蔵庫に移し、ゆっくり解凍するなど、お菓子に適した方法を検討してください。

冷凍したお菓子を一気に常温に戻すと、袋内に結露や湿気が生じることがあります。

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