知恵のひろば(Q&A)
お菓子の表面のサックリ感を保つのにシートドライヤーは使えますか?
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マシュマロやダックワーズ、パウンドケーキなどの表面のサックリ感を保つのに、シートドライヤーは使えますか?
水分活性が0.5以上のお菓子には、シートドライヤーは適しません
表面が乾いて見えるお菓子でも、水分活性が0.5以上のものには、シートドライヤーをはじめ、防湿を目的とした乾燥剤は適しません。
お菓子例 | Aw(水分活性) |
---|---|
マシュマロ・ギモーヴ | 0.7〜0.8 |
パウンドケーキ | 0.8〜0.9 |
ダックワーズ | 0.7〜0.8 |
水分活性0.5以上のお菓子に使用すると
水分活性0.5以上のお菓子に使用すると、シートドライヤーの能力以上に吸湿された水分をシート内に保持できず、水分と一緒に塩化カルシウムの苦味成分が溶け出し、お菓子に移ってしまうことがあります。
それによって、「さっくり、カリッとした食感が損なわれる」「苦味を感じる」など、食味に影響を及ぼすことがあります。
シートドライヤーの使い方の注意点
保管方法
シートドライヤーは、小分け袋に入れたまま、パッキン付きの容器や缶などに入れて湿気を防いでください。
使用前のチェック
使用する前に、シートドライヤーを指で挟んでみてください。柔らかく曲がる状態のシートドライヤーは湿気を含んでいるので使えません。
使用方法
シートドライヤーは、吸湿性のある基材を両面からフィルムでラミネートしたシート状の防湿乾燥剤です。
裁断面から吸湿する仕組みになっていますので、裁断面と直にお菓子が触れないよう、フィルム面の上に乗せてご使用ください。
水分活性を把握して適切な保持剤を選びましょう。